eSIMとは?対応スマホとキャリア・格安SIMのプランについて分かりやすく解説。デメリット・メリットも

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楽天モバイルを筆頭に最近話題に上がるeSIMとは何か詳しく解説します。

eSIMは、物理的なSIMカードを使わず、SIMをダウンロードしスマホに入れて、通信契約を使える様にする仕組みです。2020年までは楽天モバイルとIIJmioが提供していましたが、2021年に入り、全てのキャリアが開始し、サブブランドでも続々と提供を開始しました。

eSIMとは、その他のSIMとの違い

eSIMとは「Embedded SIM」の略で、SIM情報をダンロードし通信ができる様にする為、すでにスマホにSIMカードが組み込まれている物です。「embed=組み込む」の頭文字eを取りeSIMとなっていて、読みは「イーシム」です。

正直な話、昨年までは日本で全然普及していませんだし、海外でもそれほどな感じもしますが、歴史がまだまだ浅いです。実際世界初のスマホは、samsungから2016年にリリースされ、日本で一番有名なeSIM対応モデルは2018年リリースのiPhone XR/XSと、まだ数年しか経っていません。

なお、Appleは、2018年のモデルから順次eSIM対応としており、iPhone・iPad・Apple Watch等へと、更にiPhone 13(2021)からはデュアルeSIMにも対応と、積極的にeSIM端末を出していることもあり、将来更に、ますます普及する可能性が高いです。

SIMカードとは(おさらい)

SIMカードとは、スマートフォンで電話やデータ通信等の契約をした際に識別するためのデータなどが入ったICチップです。これが入っていないと通信はできません。また基本的にはSIMカード1枚につき1社の契約内容が入っていて、海外ローミングであっても日本の契約からの経由であり、現地他社と直接契約ではありません。

nanoSIM、microSIMなど大きさの違いもありますが、最近の主流はnanoSIMです。また、デュアルSIMモデルとして、2つのSIMカードが入れられるスマホもあり、iPhoneで代表される、nanoSIMとeSIMのデュアルSIMなどがあります。

格安SIMとは

格安SIMの名称がいつから使われたか定かではありませんが、MVNO(モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)のことを指します。彼らは、ケータイ本体をセットにせず、SIMカード(通信契約)だけを販売し、月々の価格も安いがために、分かりやすくするために格安SIMと言われているのではと思われます。

代表的なeSIM対応端末

eSIM利用には、まず端末(スマートフォン・タブレット・スマートウォッチ等)が、対応している事が絶対条件です。ここではどんな端末が現在eSIM対応として販売されているか紹介します。

iPhone:一番eSIMモデルが多く有名な機種

iPhone XS/XR(2018年)から、iPhoneがデュアルSIM機となり、nanoSIMとeSIMが掲載されています。以降のモデルはiPhone SE(第2世代)も含め多くのデュアルSIM対応となり、他社より多くリリースしていることになります。

  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini
  • iPhone SE (第2世代:2020年)
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11
  • iPhone XS MAX
  • iPhone XS
  • iPhone XR

既にキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)でiPhoneを利用中の人は、eSIMが余っていませんか?今なら、無料で、楽天モバイルのeSIMとiPhoneでデュアルSIMデビューも可能ですよ!!(無料にする方法はリンクを参考に)

IIJmioのeSIMと一緒に、1回線より安いデュアルSIMのベストな組み合わせが作ることもできます。

2018年以降は、iPad・Apple WatchもeSIM対応

Appleは、2018年以降のWi-Fi + CellularモデルiPad ProからもeSIMにし、Apple Watchセルラーモデルもシリーズ3からeSIM掲載モデルを出しています。

iPadについては、eSIMかnanoSIMをいずれかのみを使うことが可能な、DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)のモデルになります。

Apple Watchのセルラーモデルは、キャリアが提供する(例えばドコモなら)ワンナンバーサービス等への加入が必要です。これは、ひとつの電話番号をスマホと子機の2つの端末で共有する仕組みで、Apple Watch側のeSIMへ、スマホの(通信契約)SIM情報を共有し、Apple Watch単独で電話も可能にします。*現在ドコモ・ソフトバンク・auのみ対応です。

Androidモデル:楽天モバイルが端末豊富。PixelなどSIMフリー機も

楽天モバイルが積極的に、オリジナル端末を含めeSIMスマホを展開しています。AQUOSに関しては、通常版がnanoSIMが2枚ですが、楽天モバイルのlite付きモデルだけは、eSIMとnanoSIMのデュアルSIMです。

  • Rakuten BIG
  • Rakuten BIG S
  • Rakuten Hand
  • Rakuten Mini(販売終了)
  • AQUOS sense4 lite
  • iPhone 12シリーズ・13シリーズ・SE
  • OPPO A73
  • OPPO Reno5 A
  • Xperia 10 III lite
  • AQUOS zero6

その他では、メーカーがeSIM付きのSIMフリー機を販売しています。Appleだけでなく、GoogleのPixelシリーズもeSIMに対応です。日本モデルについては、Pixel 4シリーズから対応しています。

更に、一例ですが、下記のメーカーもeSIMのSIMフリー機を販売中です。

徐々にですがeSIMモデルが増えていますが、まだまだと言った感じです。

eSIM対応の通信会社

eSIMで契約し通信・通話を開通出来るのは全キャリアが対応しそのサブブランドや新プランもeSIM対応です。

  • 楽天モバイル
  • IIJmio(データ専用として)
  • ソフトバンク(ワイモバイル・LINEMO)
  • au(povo・UQモバイル)
  • NTTドコモ(ahamo)

楽天モバイルが自社オリジナル端末をリリースするなど積極的です。IIJmioは、通信専用プランですが、eSIM対応のスマホ・タブレットあるいはパソコンへも対応です。

IIJmioのeSIMは、明確にデュアルSIMなど2回線目にベストな組み合わせな仕様で作られています。

キャリアについては、2021年に入り一気に対応を始めました。大手3社とそのサブブランドやオンライン専用ブランドでも対応しています。

eSIMのメリット

  • 本体が小さくなる
  • 契約手続きがオンラインだけで完結可能
  • プロファイルが保存できる

物理SIMカードはサイズが3つあり徐々に小さくなってきました。ユーザーとしてはメリットを感じることがありませんが、スマホメーカーからは限られたスペースに余裕が生まれる事にメリットが高い様で、eSIMは最たる例です。SIMの抜き差しするための機構が不要で、さらに端末を小さくしたり、防塵防水設計でもeSIMのメリットは大きいです。

私達一般ユーザーとしての利点は、対応スマホがあれば、SIMカードを郵送してもらう必要もなく、完全にオンラインで契約を完了させて利用開始できます。例えば楽天モバイルでは、eKYCでのオンライン本人確認をすれば最短5分で開通と言っています。

さらに、eSIMは物理的なSIMでは無いので、SIMカードにあるプロファイルデータをダウンロードして使います。そのため、eSIMデータ自体は基本的には本体内に保存された状態です。例えば、海外などで他社eSIMを使ってもすぐに元に戻せます。

あるいは、機種変更についても旧端末が不要で、新端末へプロファイルダウンロードで使えます。

eSIMデメリット

  • 機種変更やSIM入替が大変・有料
  • スマホモデルが限られる
  • 乗っ取りリスクがある

eSIMは通信会社に移行してもらう必要があります。その為スマホを変える度に連絡が必要で、費用も有料の場合があります。物理的なSIMカードならピンさえあれば自分で何処でもできるのですが、eSIMは通信環境が必須ですので場所を選びます。

セキュリティ面でデメリットがある可能性もあります。スマホ端末を引っ越す場合などにeSIMの再発行が簡単が良い反面、もしアカウントにログインされ回線を乗っ取りが発生する可能性があります。以前なら物理SIMもあり簡単に遠隔ではできませんでしたが、eSIMなら自身が遠隔で再発行できるように、悪意のある人間にも可能です。対策として、マイページなどのログインパスワードをしっかりと管理!

大手キャリアがeSIMに対応した事もあり、回線やSIMを借りてサービスを提供する格安SIMも、今後順次eSIM対応すると思われるので、通信会社は選びやすくなります。

楽天モバイルならeSIM交換手数料が無料

楽天モバイルが思い切った英断をし2020/10/12から、手数料を無料化をしました。楽天モバイルはスマホ端末の展開等を含め最もeSIMを積極的に活用している会社ですね。

また、他キャリアのeSIM対応状況が明るみに出るにつれ、楽天モバイルでのeSIM再発行(機種変更時など)は、非常に簡単で早くeSIMのデメリットも十分カバーされ、eSIMなら楽天モバイルはしばらく変わりそうにない感じです。

実際、私自身もRakuten MiniからiPhoneへeSIM再発行で機種変更していますが、すぐに完了できましたよ。

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