格安SIM会社での休止・一時停止・中断手続きは、基本的には紛失などの緊急性の高いものに使う措置です。
格安SIM(MVNO)が出るまでは、月々の費用も高くMNP(同一番号での乗り換え)がない時代、長期で使わないが電話番号をキープしておきたい時に、休止手続きはメジャーな方法でした。例えば、1年程度の留学・転勤で海外に行く場合などには、明らかに費用が安いからです。現在もキャリアではサービスがありますが、格安SIMの場合は意味あいが異なります。
格安SIMは元々非常に安いまたは安いプランがあること、そして多くの会社が中断しても、回線の利用料金が発生します。その為緊急用になります。
緊急の休止手続き
スマホの紛失・盗難の場合
スマホが無くなると、本体の価格や内部のデータの事で頭がいっぱいになりますが、SIMカードの休止措置もすぐに行いましょう!!
SIMは別のスマホに挿せばすぐ使える!
スマホにロック(指紋認証・顔認証・パスワード)がされているから大丈夫と思わないように注意です。SIMカードにもパスワードロックはありますが、設定している人も少ないと思います。もし、SIMカードを抜かれて別のスマホへSIMを刺せば、データ通信も電話も可能です。
特にいたずら・嫌がらせ目的、あるいは海外での紛失の場合、国際電話を沢山かけられる恐れがあり、高額請求が来る可能性大です!!!
格安SIMも、通話用の海外ローミングサービスがあります。基本料金は0円が多いですが、通話は従量課金制で青天井です。使わない場合は普段からサービスをオフにしましょう。
もしかして何処かにあるかもと思っても、家の中などではない限りは、一時休止は再開できるので、素早く進めましょう。
方法ですが、カスタマセンターへ電話かメール、会社によっては、ウェブサイトのマイページからでも可能です。しかし、パソコンがない場合マイページへのアクセスも難しい可能性があるので、友人などにスマホを借りて電話等が早いです。
- 落ち着く
- Googleで、「〇〇モバイル 休止」と検索(”〇〇モバイル”は自分の契約している会社名)
- 電話して、停止する
- 再度探す
- 見つかった場合:再開手続きへ
- 見つからない場合:SIMカードの再発行手続きへ
SIMカードを再発行しても、古いSIMカードは使えない状態のままです。後々見つかった場合は返却か廃棄です。また停止していれば悪用の心配はありません。
休止は不要な場合
スマホが壊れた
スマホが壊れたからと言って、休止する必要はありません。特に格安SIMの場合、休止しても料金が発生するので、意味がありません。SIMカードが誰かの手に渡る可能性がある時だけ、一時休止をします。
別のスマートフォンへSIMカードを刺す、あるいはeSIMの場合は、連絡し機種変更のための手続きを行いましょう。
SIMカードが壊れた
SIMカードが破損した場合も休止は不要です。ある意味全く意味がありません。すでにSIMは使えないのですから・・・。再発行手続きをしましょう。
長期休止で番号キープは、docomo/au/softbankで
もし海外へ留学・出張など長期で休止したい場合は、キャリアへまず乗り換えも検討が必要です。キャリアでは、長期で電話番号をキープしておきたいが、理由があり(海外留学・駐在等)毎月の利用料を抑えておきたい人向けのサービスがあります。
料金は発生しますが、お手頃で最大5年ほど番号を保管しておいてくれます。
保管期間 | 手数料 | 月額料金 | 手続き | |
docomo | 最長3年 | 1,000円(税別) | 電話番号:400円(税別) メール:100円(税別) | ネット(開始のみ) 電話 ショップ |
au | 最長5年 | 2,000円 | 372円 | ショップ |
softbank | 最長5年 | 3,000円 | 390円 | ショップ |
海外出張・海外留学・海外駐在などの場合の選択肢
海外行きの場合は、楽天モバイルの登場で、選択肢の幅が広いです。または格安SIMで安く運用も1つのアイデアになります。