オンライン専用プランとしてスタートしたLINEMOとpovoですが、当初は両社共に20GB/月の1プランでしたが、今や大きく変わりました。
LINEMOは、1年間の電話かけ放題キャンペーンやミニプランの登場でさらにお得に、povoは1.0から2.0へとなり、今までのプランとは全く異なる新しい形をとっています。
そこで、今回は、ソフトバンクのLINEMOとKDDI(au)のpovo2.0を単純比較ではなく、デュアルSIMで使うベストマッチングではないかも検証し解説です。
ソフトバンクのLINEMO vs KDDI(au) povo2.0どっち?
プラン名 | ソフトバンク LINEMO | KDDI(au) povo2.0 |
---|---|---|
基本料金 | ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 | ベースプラン:0円 |
トッピング (データ追加) | 1GB:550円 | 1GB(7日):390円 3GB(30日):990円 20GB(30日):2,700円 60GB(90日):6,490円 150GB(180日):12,980円 1日無制限:330円 |
超過後スピード | ミニプラン:300Kbps スマホプラン:1Mbps | 128Kbps |
回線 | ソフトバンク4G・5G | au4G・5G |
電話料金 | 30秒22円 | 30秒22円 |
電話5分かけ放題 | 550円/月(1年無料) | 550円/月 |
電話定額かけ放題 | 1,650円/月 (1年間:1,100円) | 1,650円/月 |
その他 | – LINEギガノーカウント – LINEスタンプ プレミアム ポイントバック(スマホプラン) | DAZN使い放題7日:760円 .smash使い放題1日:220円 |
キャンペーン (2021/11) | – 入会特典、Paypayボーナス付与 ミニプラン:3,000p スマホプラン:10,000p – 1年間かけ放題、毎月550円割引 | なし |
まずは、LINEMOとpovo2.0を比較します。povo2.0が特殊な事もあり、少し表記がややこしいですが、データプランと基本料金以外は概ね似ています。
povo2.0の特徴:0円からの新しい方式のプラン
povo2.0は、月々の利用料は無料となり電話番号だけ付与されます。そして何かする場合は、トッピングを利用します。データ通信は必要な分量と期限を考え購入、電話は使った分支払うか事前にかけ放題のトッピングを購入して使います。
データトッピングの自動購入は今の所ありませんが、povo2.0でも定期的にデータ通信トッピングを購入することで、他社の通常のプランと同じように使えます。しかし(使う場合は他社と同じですが)使わない時に支払わなくて良いのがpovo2.0の特徴です。
そのため、povo2.0は0円から始められるので、デュアルSIMでもメインにもサブにも、楽天モバイル同様にお勧めできるプランです。(続きは、0円運用するなら楽天モバイルとpovo2.0どっち?を参考に)
LINEMOの特徴:LINEギガフリーで圧倒的安さと安定のキャリア運用
LINEMOは普通です。プラン構成は、ミニプラン(3GB)とスマホプラン(20GB)の2プランあり、最大の特徴はLINEのギガフリーです。そして、キャンペーンとして1年間の電話かけ放題割引も付いてます。
要は、LINEMOは普通安いです。特に3GBが990円/月は非常に安く、さらにLINEのギガフリーやキャンペーン等(加入特典等)も考えると(安さが売りの)格安SIMへも真っ向勝負です。さらに、キャリアが直接運営の強み・新規契約時の手数料常時無料も考えるとLINEMOは格安SIM潰しと言っても過言ではありません。
また、povoと比べた場合では、速度制限時(超過時)が、300Kbpsか1Mbpsと、倍以上の速さがあり、オーバーしそうな時にも安心感が高いのも特徴です。
3GBはLINEMOで、20GBはpovoか
安さ・通信品質の良さは、povoもLINEMOも素晴らしいのは間違いありませんが、月のデータ利用量でお勧めは異なります。
実は、LINEMOは3GBと20GBの2種類のプランと分かりやすいですが、povo2.0についても月々の利用量を30日換算して考えると、3GBか20GBへほぼ集約されます。
ただし、povo2.0は3GBは1パターンですが、20GB利用は毎月20GBを購入する方法と60GB(利用期限90日)を購入する方法もあり選択肢は広いです。
そのため、povoかLINEMOいずれか一方を選ぶなら、データ利用量次第で決定が良いと言えます。そして、3GBはLINEデータフリーがあるLINEMOが良い、20GBについてはpovo2.0が柔軟性が高く良いと言えそうです。
3GBはpovo2.0よりLINEMOの理由
データ利用 | LINEMO | povo2.0 |
---|---|---|
3GB | 990円/月 | 990円(30日) |
LINEMOのライバルの1つはpovo2.0ですが、料金から考えると、3GB場合LINEMOが990円/月、povoは3GB30日990円とほぼ同じです。
しかし、LINEMOがオススメ!!
- LINEMOは手間要らず
- LINEMOはギガフリー
- LINEMOはキャンペーンがある
- LINEMOは超過後300Kbps
- LINEMOがちょっと安い
理由は5つありますが、大きく分けて3つで、1つ目は安さです。LINEMOは、キャンペーンやLINEギガフリーがあり、月々の支払いが(povo2.0と)ほぼ同じでも、初期の特典や毎月データ利用は多く使えます。さらに細かい話ですが、1ヶ月は31日の月の方が(年間を通すと)多いですから、当然ながら(30日期限のpovo2.0より)LINEMOが少し安いと言えます。
また、LINEMOは初期契約さえ終われば毎月引き落としされ利用できますが、povoはデータ通信トッピングの自動購入がない為、利用するなら一定期間毎にトッピングの購入が必要です。また、超過後の速度制限は、LINEMOのミニプランは300Kbpsでpovoは128Kbpsへと低速になります。
これらの点から、3GBならLINEMOのミニプランをお勧めです。
20GBはpovo2.0の理由
トッピング | 料金 | 30日換算 データサイズと料金 |
---|---|---|
20GB(30日) | 2,700円 | ー |
60GB(90日) | 6,490円 | 20GB:2,164円 |
150GB(180日) | 12,980円 | 25GB:2,164円 |
povo2.0は、月に20GB使う場合、トッピングは3つの選択肢があります。(上記の通り)期間が長く大容量の物ほど、30日換算すると非常にお安く、最安が25GBを2,164円で利用可能です。
LINEMOのスマホプラン(20GB)が2,728円/月と比較すると、30日換算で2,164円で利用ができるので圧倒的に安いと言えます。また、トッピングの良さは、使わない時は0円(買わない)が可能な点と、まとめて(大きめサイズを)買うと、更に柔軟に利用が可能です。
例えば、60GBを90日の場合、約3ヶ月ありますが、1月目は30GB、翌月は5GB利用し、残りを最終月に利用とできますし、もし2ヶ月で使い切ったら、次のトッピングを購入すれば良いでの、データ通信を多く使う人には、非常に柔軟性が高いこともあり、povo2.0がオススメと言えます。
なお、20GBや多めのデータ通信をするなら、povoの超過後スピードが極端に遅い事もあるので、安い楽天モバイルも比較検討がお勧めです。楽天モバイル vs povo2.0を参考に
LINEMOとpovo2.0併用の、デュアルSIMは?
LINEMOはデータ通信が少なくとも月3GBありキャンペーンでかけ放題もあるので、データ通信も電話も利用しないともったいないです。しかし、デュアルSIMをする場合、LINEMOを使うならpovo2.0を何時使うのか疑問が出てきます・・・。
そこで思いつくデュアルSIMに良いと思える組み合わせアイデア(理由付け)として:
- 実質KDDI(au)網とソフトバンク回線網を安く持つため
- 主軸をLINEMOで、データ通信の柔軟性を高める為のpovo2.0
実質auとソフトバンクの組み合わせ
LINEMO/povoは、エリア的に2大キャリアを使うこととなります。通信障害等の対策にも役立ちます。
LINEMOはソフトバンク、povoはKDDI(au)運営ですから、4G回線であれば全国人口カバー率99%以上です。また5Gについても両社は(なんちゃって5Gも含め)非常に活発にエリア展開をしています。そのため繋がりやすさや通信スピードの安定性は、高いと言えます。
他の格安SIMはエリアの広さはキャリアと同じですが、スピード面ではどうしてもキャリア運営のプランよりは(特にピーク時は)劣る傾向にあります。スピードを求めるならこの2プラン(LINEMOとpovo)は強いですよね。
もう1つの0円SIM楽天モバイルとは?
エリアの問題だけが楽天モバイルは気になります。通信のエリアを広く抑えたいと思うのなら、大手3大キャリアは強いです。
povoもLINEMOも大手3大キャリアの2つであるKDDI(au)とソフトバンクが運営している事もあり、エリアの広さ繋がりやすさは、過去長い歴史で実証済みです。もし、エリアに不安があるならですが、楽天モバイルを外すには十分な理由です。
ただ、逆を言えば、職場・自宅などが普段利用するエリアが楽天モバイルエリアなら、povo2.0とLINEMOのデュアルSIMをするより、「楽天モバイルとLINEMO併用のデュアルSIM」か「楽天モバイルとpovo併用のデュアルSIM」の方が断然お勧めだと思っています。
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24時間使い放題と大容量トッピングはサブ回線のための物!?
povo2.0には特徴的なトッピングは、2つあり大容量と24時間つか放題です。このトッピングは、サブ回線として(主回線が無制限以外の場合)どんな回線(プラン)にも使えます。
LINEMOと使うとするなら、24時間無制限使い放題トッピングや60GBや150GBの大容量トッピングを購入し、必要な時だけサブとして使う事です。
ただ、それならメインはLINEMOでなくても、povo2.0の併用先はいくらでもあります。(ぶっちゃけ、LINEMOには楽天モバイルxLINEMOですよ)
ん・・・。デュアルSIMは無いかな・・・。
まとめ
結論づけると、povo2.0はサブ回線としてとても有益だが、通話に関してLINEMOと全く同じ料金体系でもあり、LINEMOがLINEギガフリーな事もあるので、LINEMOだけで十分だと感じます。
さらに、LINEMOは1年間キャンペーンで、通話かけ放題が550円引きになっていて(5分かけ放題:無料、定額24時間かけ放題:1,100円)、まずはこれを利用してLINEMOを1年使ってから考えるのが、正解なのかなと思います。
詳細・申し込みは、LINEMO公式サイトへどうぞ