格安SIMを選びの際には、不安・心配もあり色々調べる事が多いと思いますが、全ての情報は正しそうに見えて偏っている場合があります。虚偽の記載を行うサイトは無いはずですが、情報が偏る場合や、それでは意味ないよとなる情報もあります。
そのため知った上で理解すると言う点で大事な5つのことを紹介します。
通信費を下げたいと思っている人には格安SIMは強い味方です。しかし、本当に知っておかないと意味がない情報もあります。そこで大切な5つの事をよく知っておきましょう。
1. スピードテストに翻弄されない

格安SIMは回線をキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から借りているため、キャリアよりは確実に遅い場合がほとんどです。
ただし、格安SIM同士になると回線のスピードは色々あります。そこでよく出てくる回線スピード比較です。説得力を高めるために実際に計測したと写真等を並べたりと・・・。
ただ、これはあくまでも参考でしかなく、多くの人は実際に格安SIMを使い出すと異なる結果に直面するはずです。遅い、あのサイトは嘘だ・・・とか。
理由としては、
- 地域・時間帯が全く違う
- スピードテストは何回でもできる
- スマホが違う
スピードテストは、地域・時間帯で全く違う
ケータイのデータ通信速度は、地域と時間帯でスピードは大きく変わります。
ほとんどの格安SIMはピーク時間帯(朝夕のラッシュ時と昼休み時間帯)があり、スピードが出ない時間帯が存在するのですが、需要と供給のバランスでスピードが変わります。
都会と田舎でどちらが速いとは言い切れません。田舎で速いところ、都会で速いところもあれば、逆もありますし、一駅隣だけでも全然違うこともあります。
データ通信は車と同じで、例えば3車線の道でも車が多ければ渋滞が始まりますが、1車線でも利用者が少なければスイスイと高速です。要は、使う人の量・提供されている回線の量のバランスで地域差が出てきます。
スピードテストは何回でもできる
嫌な裏事情ですが、事実です。
スピードテストは数回行うと全く違う結果が出ます。時間を数分程度ずらすだけでも変わります。黙って地域を変えているかもしれません。(地域はスクリーンショットなどに出ないですからね)
情報を公開しているところは、一番アピールしたい格安SIMのテストを何回か行っている可能性もあります。数字を変えたら虚偽ですが、何回か行いベストを記載(あるは逆)は、事実の数字とも言えますので、嘘ではありません。
スマホが違う
2つの意味合いがありますが、1つは根本的にスマホの技術的な対応の違いです。例えば、5G対応のスマホと4Gのみのスマホであれば、5Gエリア内で明らかに違うスピードになります。4×4 MIMOに対応したスマホでも、しないのとでは最大スピードが変わります。
次に、内部の処理速度によっては通信スピードにも影響しますし、アプリの使用感は非常に大きく異なります。テストが同じスマホだけでしているのかでも違いますし、自分のスマホが高スペックなのかで参考にしていたテストと違う結果(使用感)もあり得ます。
私個人は、スピードで格安SIMを選ぶことはありません。
2. おすすめ・ランキングは曖昧
根拠のないランキングは基本的に記載をするサイトはありません。ただ、良いように言う事も可能ですし、上記のスピードテスト結果からと言われると根拠性は存在することになります(そのテスト自体が公平かは知りませんが…)。
ただ、「おすすめ」として言っているのは、事実オススメする点がある訳ですから、意味がないとは言い切れません。料金的に安いからおすすめ、データフリーオプションがあるからおすすめ、電話かけ放題があるからおすすめと分かりやすい利点があるからおすすめの場合もあります。
また、感情的な部分でのおすすめもあり得ます。例えば、知名度高いとか、サイトやサポートが実際使ってて良かったと感じる場合は、その人の考えや感想が主観的になる部分もあるのですが、オススメになる場合もあり得ます。
そのため、自分が使いたい・ここが大事と感じる部分が、おすすめと同じであれば、とても大事な意見として参考にすると良いですよね。
確実に言えるのは、いくつかのウェブサイトやYouTube等で確認して、おすすめやランキングに出てこない会社はやめておいたほう良いですね・・・。ダメなところは話題にも上げないのが普通です。
3. 料金は使い方次第
データ通信を全くしない、電話も使わない、だから最安値が良いと思っているなら、あまり迷う事はありません。ただ、そんな人は限られませんか?
3GB程度は毎月使うし、電話も月30分くらいは・・・とか、YouTubeを凄く見るけど、他でデータ通信はあまり使わないし・・・。LINEはめっちゃ使うしなどなど、それぞれ人によって、使い方は様々です。
そのためにも、格安SIM会社がアピールする点や良いところをしっかりと調べる事が大事です。
総額を知っての選び方が大事
上記のような、毎月の使い方で何処が安くなるかも異なりますし、更に気にしたいのは、乗り換えを考える時です。格安SIMから他の格安SIMへ乗り換えの場合、月々は数百円程度しか変わらない場合でも、しっかり総額を知りましょう。
例えば、今使っているスマホが使えず買い替えが必要な場合もありますし、使う回線で値段が違う場合があります。そんな時に買い替えてキャリア回線も選び直す方が安くなるのではとなる場合もあります。
また、超格安のスマホを買って、”安物買いの銭失い”にならないようにも気をつける必要があります。去年のハイスペックスマホは、今年のミドルレンジより、きっと性能は高いままですからね。
そのため、2年くらいの総額費用を計算しつつ乗り換えは検討することをおすすめします。
キャンペーンは見逃すな
格安SIM会社は頻繁にキャンペーンを行います。全くキャンペーンなしで入るのと、キャンペーンありとでは、明らかに費用は違います。残念ながらキャンペーンは、事前告知もなく期間も1ヶ月など限られることも多いので、”パッと見てキャンペーンだ!”と運のいい場合もあれば良いのですが・・・、乗り換えを考えるなら、数ヶ月前から、当サイトなどで時々キャンペーン情報をチェックしましょう。
費用・価格重視なら、キャンペーンに入るのが一番お得な場合が多いですからね。
4. デメリット・出来ないことをよく知る
格安SIMは、キャリア回線が安くなっただけと思っていると、「あれ?これできないの?」と後で後悔することもあります。逆に格安SIMならではの場合もあるので、出来ること・できない事を知っておくのは大事です。
格安SIMで出来る・出来ない事は勘違いもあるので、特集記事で詳しく書いていますので参考にどうぞ
5. 知名度は重要だけど、格安SIMとしてのが大事
格安SIMは、異業種が参入していることも多く、全く異なる分野でトップシェアを誇る会社もあれば、格安SIMではないけど、しっかり通信業界で活躍してきた会社もあります。どちらが良い悪いは正直ありませんし、今現在どれだけ力を入れているかでも異なります。
格安SIMも厳密には3つ存在し、1つ目はキャリアのサブブランドで実質キャリアが運営している格安SIM、次にキャリアから回線を借り入れ自社で調整しサービスをする格安SIM会社、そして3つ目は他の格安SIMから更に借り入れて自社ブランド化した格安SIMを販売する会社があります。
ユーザーからすると3つとも一見同じですが、サブブランドは通信速度が速い傾向があったり、自社ブランド化だけしている格安SIMは本業との関連性を大事にしていることも多々あります。
これら3つを理解して選ぶ必要性はありませんが、特徴が異なる事が多いので、しっかり各格安SIMの特徴を捉えて自分に合った物を選ぶ様にしていくのが大事ですって事です。
まとめ
- 私はスピードで格安SIMを選ばない。気にしすぎない
- 自分に合った、格安SIMのアピールポイント・良い点を調べる
- 2年ぐらいの総額で試算しよう
- キャンペーンはお得にする1番の近道
- 格安SIMの特徴を見て自分に合った物を選ぶ
如何でしょうか?格安SIMを選ぶ際に、特に「スピードだけ」で選ぶのはやめた方が良いです。数字はあたかも凄く根拠があると思われがちですが、絶対ではありません。自分に合うサービスを見つけ出す事が格安SIMでは一番大事な事です。
特に自分の使い方に特徴がないと思っている人がいたら、キャンペーン重視が良いのではと私は思います。(私は結構キャンペーンを見る様にしていますよ)