衝撃のデータ1GB・通話付きSIMが770円(税込)からと、大きく値下げを実施したOCN モバイル ONEですが、基本料金が安いだけではありません。元々スマホの叩き売りで有名で、本体と同時購入もかなりお得でした。そして、ついに「電話も半額!専用アプリ利用不要で」と!!!
- 月々の料金が業界最安級。1GB通話付き770円から
- スマホが大安売りセールをよく行う
- 電話が専用アプリ不要で30秒11円。かけ放題もあり
三拍子揃った素晴らしい格安SIMがOCNモバイルONEです!値段については、1,000円以下で利用可能な格安SIMを比較してランキングを行いましたが、今回はもう1つの大注目改革である、電話料金半額も専用アプリ不要について特集です。
OCN モバイル ONE、電話アプリ不要でデメリット解消!
多くのサイトで、格安SIMのデメリット(欠点)の1つとして必ずと言って良いほど、指摘されていた、専用電話アプリですが、とうとうOCN モバイル ONEが格安SIMとして、2021年4月7日より”不要”へと動きました。
格安SIMは、専用アプリを使うと電話料金が30秒11円が主流です。この金額は、キャリアの電話料金や専用アプリ非利用での料金が30秒22円なので、半額になります。
電話をあまり利用しない人でかけ放題が不要な場合ほど、電話料金が安くて重宝しつつも、使い勝手がすごく悪く、普通に不評を買っていて、まさに「安かろう、悪かろう」を体現したのが電話アプリでした。
今だから言いますが、格安SIMの電話専用アプリはデメリットでしかなかった。
特に、代表的な悪い点は以下の3つでした。とにかく手間が多いのと、間違った時の損をした感の大きさが半端なかったのです。
- SMSやウェブサイト上の電話番号はコピペが必要
- 受話履歴からのかけ直しにアプリ間でコピペが必要
- 番号によって電話アプリを2つ使い分ける必要がある
デメリット1: SMSやウェブサイト上の電話番号はコピペが必要
SMS(ショートメッセージ)やウェブサイト、あるはメールやアプリ上に記載の電話番号をタップして発信は、(電話をあまりかけない人でも)一番電話を使う事が多いシチュエーションですよね。レストランや施設の予約でも、必ずある光景ですが、専用アプリだとすごく面倒です。
例えば、ウェブ上の電話番号は、リンクのように青色でアンダーラインがついたりしていますが、これをそのままタップすると、通常の電話アプリが立ち上がります。
そして、電話料金は30秒22円。なのです・・・
一方、専用アプリを利用しようと思うと:
- リンク(電話番号)を長押し
- 番号を選択してコピー
- 電話アプリを立ち上げる
- 番号をペースト(不要な文字があれば消去)
- 発信
と、1ステップを5ステップにすれば、電話代が半額だったのですが面倒です。しかし、間違って通常アプリでかけた日には、猛烈に損した気分・・・
これが、OCNモバイルONEなら1ステップ。リンクをタップで発信になりました!!
デメリット2: 受話履歴からのかけ直しにアプリ間でコピペが必要
もう1つのコピペ案件は履歴です。これは、格安SIMアンチ(キャリアの回し者?)がよく言っていますが、改善され最近のアプリでこの様なことは無かったのも事実です。ただ、昔は着信履歴が通常の電話アプリで確認が必要だった時期がありました。
電話をかけ直したいと思った際は、着信履歴の電話番号をコピーして、専用電話アプリへ貼り付けて発信が必要な時もあり、「またかかってくるか」と掛け直すのが面倒になった思い出もあります。
しかし、OCNモバイルONEなら、通常アプリ内で履歴確認そして発信と、ノーストレス!
デメリット3: 番号によって電話アプリを2つ使い分ける必要がある
専用電話アプリは、半額(30秒11円)と半額になるのですが、半額にならない番号もあります。一番代表的なのが、0120で始まるフリーダイヤルです。
フリーダイアルはケータイに対応していない場合もあるのですが、対応している場合だとスマホからでも無料で電話ができるのですが、その際通常の電話アプリでかける必要があります。
大した問題ではないと思いますが、ほとんどの電話番号へは電話専用アプリでかけるので、スマホの左下には既に電話専用アプリが陣取り、通常の電話アプリをiPhoneならどこかのフォルダ内、Andoridならホームから消去している事も多いので、探すのが大変なのです・・・。
なんと、OCNモバイルONEなら、通常電話アプリを再び、画面左下に!!
電話30秒11円は、OCNモバイルONEのメリットへ
通常電話アプリで30秒11円は業界最安級をキープしながら、使い勝手は今までより格段に良くなり、手間が全くかからりません。
「格安SIMは電話発信が安い、ただし専用アプリ利用」と注釈付きのメリットでしたが、通常アプリを利用すると、ただ単に「OCNモバイルONEは、電話が他社より半額」と言い切れます。
なぜ突然半額に?
ところで、なぜ突然電話代半額になったかですが、値下げしたと言うよりは、技術的な対応で「専用アプリが必須」を解消したのです。
格安SIMの電話が安い理由は、プレフィックス番号(OCNモバイルONEの場合:0035-44)を電話番号の前につける事で、安価な経路・ネットワークを使い、電話料金を半額にしていました。
そして、専用電話アプリは自動でプレフィックス番号を電話番号につけて発信するだけのアプリでした。(その後、アプリは、機能の追加が進み履歴や電話帳が見れるようになっています。)
OCNモバイルONEは、ユーザー側がスマホ上でアプリ等で付与していた、このプレフィックス番号を、社内(ネットワーク途中)で、各回線が電話発信を利用の際に、自動で付与する方式にする事になったのです。
元々、自動付与をネットワーク上でしてしまうことをドコモが提案しスタートする事になり、NTT系列でもあるOCNモバイルONEが一番にスタートする事になりました。
OCNモバイルONEにすれば、完全デメリット解消?
2つほど懸念と言うか注意点があります。
- いずれ全ての格安SIMは、専用電話アプリは不要になるはず
- 今後はユーザー側で電話回線を選べない
いずれ全ての格安SIMは、専用電話アプリは不要になるはず
上記の通り、OCNモバイルONEがスタートしましたが、順次格安SIM(MVNO)各社は、同様の措置を取れるようになると予想されます。まずはドコモ回線を利用した格安SIMからになる可能性もありますが、auやソフトバンク回線への展開もあると見られます。
ただ、今回もOCNモバイルONEはドコモ回線しか提供していない事もあり、すぐに始めることができる環境にあったためと言っていますが、正直怪しいです。キャリアは格安SIMへは公平に対応する義務があるので、この様に言っていますが、OCNモバイルONEはNTTグループ唯一の格安SIMであり・・・
いずれは、格安sim全てが対応すると予想されますが、”近々”の対応は無いと思います。
今後はユーザー側で電話回線を選べない
新たなデメリットと言われる可能性もありますが、今まで電話料金が半額だったのは、プレフィックス番号を付与し、安価なネットワーク経由で電話をつなげ接続料を安くしていた訳です。
当然ながら安価なネットワークは品質も落ちます。しかし、今までは通常の電話アプリを利用しても電話が可能で、その場合は安価なネットワークではない純粋なケータイネットワークの電話を使えました。
言い換えれば:
- プレフィックス番号付き→安価なネットワーク
- プレフィックス番号なし→高品質なネットワーク
上記の通り、ユーザーが選べたのです。しかし今後は、プレフィックスを全てに自動付与するのであれば、全て安価なネットワークへ行く事になりますね。
まとめ:OCNモバイルONEでデメリットが消えた!
いかがでしょうか?今まで面倒であった格安SIMの最大の欠点の1つがまさに解消されたのです。ある意味歴史が動いたのです!!
これで、格安SIMをメインの回線として利用するのも当たり前の時代になってきましたね。楽天モバイルを副回線にしたデュアルSIMでも提案しましたが、OCNモバイルONEを使えば、月々770円からで安く便利に携帯電話を運用できますね!!