格安SIM、契約から解約まで全ての費用について調べた。

格安SIM

格安SIMの料金体系はシンプルで分かりやすいですが、見落としてたりすることもあるので、一度一覧でまとめてみました。今回はオプションサービスをなしとし、通話可能SIMを契約し解約するまでの道のりで、必要な費用を確認です。

スポンサーリンク

格安SIMの始まりから終わりまで

最初の契約で

新規契約・MNP(乗り換え)で格安SIM会社での契約がスタートします。最初に気になるのが初期費用です。初期費用には主に3つあります。

  • 乗り換えの為の費用(前の会社へ)
  • 契約事務手数料(約3,000円)
  • SIM発行手数料(400円前後)
  • スマホ代(必要なら)

乗り換えの費用は、MNPを利用する際に、元の会社に払う必要があります。3,000円ほどかかるところがほとんどですが、政府としてはさらに安くさせることを考えている様で、1,000円程度に将来なる可能性があるそうです。

契約事務手数料+SIM発行費用が、新しい格安SIM会社でまず発生します。キャンペーンで無料になることも多いので、しっかり調べるようにするか、特定の会社が気になるなら、様子見も大事です。

利用期間中

利用を開始できたら、基本的には毎月の利用料が発生します。データ通信を契約通りであれば、電話代が別途発生します。その他は不測の事態や特別な事があれば発生します。

  • 基本料金(約1,000円から)
  • 電話代(30秒10円前後)
  • SIM再発行手数料(2,000円)
  • SIM新規追加手数料・発行手数料(約3,000円+約400円)
  • SIM追加分基本料金(200円など)
  • 休止(基本料金と同じ)

休止は特別な場合だけで普段使いでは発生しませんが、止めて基本料金は発生するので注意が必要です。

追加のSIMについては、追加分の発行のための手数料と基本利用料が発生します。複数回線を申し込むと割引をしてくれる会社の場合、新規契約にはキャンペーンが多いので、SIMを追加より安くなる可能性があります。

複数回線契約とSIM追加の違い:基本料金に含まれるデータ利用可能量を分け合うのか、単独でそれぞれが持っていて使えるかの違いと認識で良いと思います。中サイズのデータ量があるプランを選ぶ人は、違いがあるはずですので、どちらが安いかは検討した方が良いですね。

解約・利用終了

様々な理由があるかと思いますが、解約をするとなると幾らかの費用が別途必要となります。

  • 乗り換え時のMNP番号発行手数料(約3,000円〜)
  • 解約違約金(1,000円〜)
  • 月末までの月額費用

多くの会社で、解約月は日割り計算しないで全額請求されることがほとんどです。格安SIMは元々、多くの会社が初月無料にしていたりと、日割り計算をしない事が多いですし、新しい所が「初月無料」が確実なら変更する時期(月初か月末)はあまり関係ありません。ただ、月末は手続きの都合で乗り換えが翌月にずれ込むこともあるので、思った通りにならない可能性もあり、早めの時期をオススメします。

MNP発行手数料は、多くが3,000円ですが、違約金代わり的に高く設定しているところもあるので注意です。違約金も1年内だと1,000円以上もあるので、MNPや解約時はしっかりと事前に確認しましょう。

まとめ

格安SIM会社も手数料的な部分は横一列なところもあり、多くは同じ様な金額ですが、キャンペーンで新規手数料や最初の半年は割引、またはスマホ代の割引があるので、キャンペーンと合わせて検討は大事です。

しかし、どこでも出て行く(去る)人間には冷たい物です。MNPや解約手数料は政府さんが言わない限り減らない所ですので覚悟はしましょう。ただ、新規申し込み料金が無料だとかスマホが安くなるキャンペーンをうまく使うと、乗り換えしないより(乗り換えた方が)お得になる可能性もあります。

価格シミュレーション:ほとんどデータ通信をしない一人の場合

月々の基本料金は、会社あるいはデータ容量の違いで異なります。そのため、人それぞれどのぐらいデータを使うかで、毎月の支払いは大きく異なります。そこで、今回は、データ量をほとんど使わない人、自宅や会社でWi-Fi環境が充実している人向けで、おすすめであるIIJmioの場合で検討と総額を考えていきます。

IIJmioをオススメするのは、従量制プランがあるからです。そして最小が1Gとなっているので、あまりデータ通信をしない人にもおすすめです。従量制ですから、毎月の利用料が大きく変わる人(例えば、海外出張が多いとか、旅行が多いとか)にもオススメの会社です。

なお、価格シミレーションはキャンペーン等をのぞき、オプションもないミニマムな状態です。

品目単価(または月額)
初期費用事務手数料:3,000円
SIM発行手数料:406円
月額基本料1,180円~
電話代10円/30秒
解約手数料1,000円(1年以内)
MNP転出料3,000円

上記は税別になるので、初期費用として転出元(以前の会社)へ3,000円(MNP料)が発生するはずですので、6,406円+税で7,047円が必要です。月々は税込で1,298円、電話が税込だと11円かかるので、2,000円までに抑えるなら、毎月約30分程度の電話まで可能です(30分以上月に電話を何度もするなら、3分定額や10分定額オプションが良いですね)。

年間で、最初の年は初期費用込みで、22,623円です。2年目以降は、初期費用もないので、15,576円となります。全く電話しない1GB以下の利用と限定になるので、個人的には流石にこの最小金額キープは厳しい感じもしますが、3GB使っても1,760円(税込)なので、(私は、電話はあまり使わないので)毎月2,000円以下には抑えるのは可能かなと思いますね。