楽天モバイルは、無制限使い放題が月々3,278円です。しかし、それより安く・繋がりやすいデータ通信無制限使い放題の方法が、マイネオのパケット放題Plusと楽天モバイルを併用するデュアルSIMです。
例えば、デュアルSIMの組み合わせ最強と言われるのは、楽天モバイルxIIJmio(3GB440円/月)だと考える人も多いです。これはあくまでも、最強=最安の発想の場合であり、データ通信をあまり使わない人向けです。
データ通信を無制限に使いたいと思っている人が費用を安くする事を考えると、選択肢は全く異なり、楽天モバイルとマイネオとの併用組み合わせが最強です。
楽天モバイルとマイネオ併用は無制限使い放題デュアルSIMの定番に!
例えば、(個人的には)料金サービスと通信品質を考えた場合の無制限使い放題は次の3つに絞られると考えます。
- 最高品質の高速無制限使い放題:NTTドコモ 5Gギガホ プレミア
- 安く高速無制限使い放題:楽天モバイル UN-LIMIT VI
- 最安無制限使い放題:楽天モバイル UN-LIMIT VI + マイネオ
NTTドコモはエリア・ユーザー数も日本一ですし、無制限使い放題プランもテザリングの縛りもなく素晴らしいのですが、割引なしだと7,315円/月と高額です・・。そこで楽天モバイルです。楽天モバイルは自社エリアであれば、定額使い放題が3,278円/月で可能です。
NTTドコモと比べれば楽天モバイルにするだけでも費用は半値以下になります。しかし残念ながら楽天モバイルはエリアが限定され、またパートナーエリアでは月5GB以上は有料の低速通信(1Mbps)になりコスパが悪いと感じる人もいます。
そこで登場するのが、3つ目のmineo(マイネオ)と楽天モバイル併用のデュアルSIMです。
楽天モバイルとマイネオ(mineo)併用の最強デュアルSIMプラン
- 楽天モバイル UN-LIMIT VI=電話・SMSし放題0円無料(データ1GBまで)
- mineo(ミネオ)= 最安990円からの1.5Mbpsでデータ通信無制限
楽天モバイルはパートナーエリアで5GBを越えると低速通信(1Mbps)ですが、それより速く・安く、そして広いエリアでの利用を可能にする方法が、楽天モバイル+マイネオ(mineo)併用のデュアルSIMなのです!
このデュアルSIMは、無制限使い放題を低価格で実現する為だけでなく、楽天モバイルでは限定される利用可能エリアを、大手キャリア回線網を使い人口カバー率も99.9%に跳ね上げる方法でもあります。
楽天モバイルは、専用アプリRakuten Linkを利用すれば、電話とSMSが使い放題無料になるので、主回線(通話用)として利用します。そしてデータ通信をmineo(マイネオ)にて行います。楽天モバイルのデータ通信は基本使いません。
出来上がるのが、電話かけ放題+データ通信し放題を最安値で運用となります。
要は、どこでも使えて全部(電話/SMS・データ通信)が無制限使い放題で、月々990円からにて利用可能です。
主な特徴は次の通りで:
- データ通信最大1.5Mbpsまたは3Mbpsで使い放題
- 高速通信もセットになったプランもあり
- 3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク回線)から選べる
大手キャリア回線利用で、田舎でもビルの谷間でも繋がりやすいも!
1.5Mbpsと速度上限がありますが、サイト閲覧や多くのアプリ利用には全く問題なく使えますし、ナビや音楽ストリーミングなど長時間データ通信を行うのには最適です。その為、高速通信を求めない人には最適です。
特に、楽天モバイルのエリア外に居ること多い人なら、マイネオはどのキャリア回線からも選べるので、何処でも使えて、楽天モバイル単独よりデュアルSIMが広い・速い・安い利用が可能です。
マイネオ併用は、マイそくとパケット放題Plus(マイピタ)の2通り
- マイピタとパケット放題Plus
- マイそく
現在mineoは、2種類のプランをリリースしています。そして、これらの全てのプランが、1.5Mbpsなどの低速で無制限使い放題利用が可能です。
高速通信も使いたいならマイピタとパケット放題Plus
マイピタ | 音声付きSIM | データ専用SIM |
---|---|---|
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
mineoの元からあるプランが「マイピタ」と言います。このプランは契約ギガ数内は高速通信を利用し、超過後低速通信になる普通のプランなのですが、その低速をスピードアップ(最大1.5Mbps)する有料オプションの「パケット放題Plus」(385円/月)を販売しています。10GBと20GBプランはオプション代無料です。
次の金額がパケット放題プラスを加味した、超過後1.5Mbps通信が利用可能場合の月額料金です。
マイピタ+ パケット放題プラス | 音声付きSIM | データ専用SIM |
---|---|---|
1GB | 1,683円 | 1,265円 |
5GB | 1,903円 | 1,650円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
最安は、高速通信1GBを含むデータ通信専用SIMの1,265円となりますが、コスパ的に考えると10GB以上がおすすめですね。
もし高速通信が不要な場合は、1GBプランより、次のマイそくも検討しましょう!!
「マイそく」で低速無制限を最安で!
マイそく | 月額料金 |
---|---|
1.5Mbps | 990円 |
3.0Mbps | 2,200円 |
2022年3月7日に登場した新しいプラン「マイそく」です。通常プランの「マイピタ」との最大の違いは、高速通信がありません。要は、低速使い放題だけを使うためのプランです。
最大スピードは2通りあり、1.5Mbpsと3Mbpsとなっており、最安で無制限使い放題利用を考えるなら、この「マイそく」の1.5Mbpsを選ぶと良いですね。
ただし、注意したいのが、マイそくはお昼の時間に速度制限があり32Kbpsになります。お昼もストレスなく使いたいと思うなら「マイピタ」を選ぶか、昼間だけは楽天モバイルで通信にする様にしましょう。
さらなる詳細は、公式サイトへ
ちなみに、マイそくは通話機能付きのデュアルタイプのプランのみです。データ通信も電話もほとんど使わない人が単独利用にも良さそうです。電話使うなら通話無料の楽天モバイルとデュアルSIMですね。
mineo(マイネオ)とは楽天モバイル併用で決まり。povo2.0とは?
楽天モバイル同様、povo2.0も月額基本料金0円からとなっています。そこで当サイトでもpovo2.0と楽天モバイルを0円運用の観点から比較をしていますが、簡単に結論を言えば「楽天モバイルは0円で使える。povo2.0は0円から使える。」の違いがあります。
povo2.0は初期費用・基本料金は(楽天モバイル同様に)0円ですが、無料で使える部分がほとんどなく、サービス利用にはお金を支払う必要があります。一方で、楽天モバイルなら通話・SMSが無料で使えるので主回線としても外せません。
その為、やはり(povo2.0より)楽天モバイル x mineo(マイネオ)併用の組み合わせが良いと言えますね。
「マイそく」なら24時間無制限オプションあるよ
「マイそく」にはもう1つ注目点があり、オプションとして「24時間無制限」330円/回の提供もあります。このトッピングのためにpovo 2.0を持っている人も居ると思いますが、マイネオだけで十分になりました!!!
楽天モバイル・マイネオ(mineo)デュアルSIMのやり方・設定・注意点
それでは楽天モバイルとマイネオのデュアルSIMの始め方と注意点を紹介します。デュアルSIMを始めるのは実はすごく簡単です。次の3つを行えば、通常の1回線利用と後は違いはありません。
- スマホを準備・検討
- 契約する
- 設定する
それでは、注意点を含め順番に説明です。
1. デュアルSIM用スマートフォンを準備・検討
デュアルSIMを使うための絶対条件は、スマホがデュアルSIM対応している事です。最近は徐々にデュアルSIM対応スマホが増えていますが、古い端末では使えません。例えば、iPhone XR/XS(2018年)以降のモデルはデュアルSIMですが、iPhone 7や8はnanoSIM1枚のみ対応です。
持っているスマートフォンを使う場合

デュアルSIM対応端末を既に持っていているなら、次の点を確認しましょう。
- SIMロックが解除されている
- 楽天モバイルへ対応している
この2点が大事です。
SIMロックの有無の確認は、iPhoneの場合は、「設定」→「一般」→「情報」で上記のキャプチャーの様に確認できます。「SIMロックあり・SIMロックなし」で表示されます。Androidの場合は、システムで表示はないので、他社のSIMがあるなら挿してみるか、購入先に問い合わせ確認をしましょう。
楽天モバイルへの対応については、楽天モバイルが公式サイトで公開している「ご利用製品の対応状況確認」で確認をします。
2. 楽天モバイル・mineo(マイネオ)契約する
スマートフォンの確認ができたら次に、楽天モバイル・mineo(マイネオ)へ契約をします。契約で一番大事にしたいのは、キャンペーンをしっかり活用する事です!!
特に、楽天モバイルのキャンペーンは充実しており、製品購入でポイント還元やMNP乗り換えでポイント進呈中です、端末が必要(替え時)なら、楽天モバイルで購入するのが良いですね。
下記の表は、楽天モバイルで取り扱っているデュアルSIMスマホの一覧です。
端末名 | 一括価格 | 4G/5G | SIMタイプ |
---|---|---|---|
iPhone SE(第3世代) | 57,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 13 Pro Max | 134,800円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 13 Pro | 122,800円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 13 | 96,470円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 13 mini | 78,400円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 12 Pro Max | 122,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 12 Pro | 112,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 12 | 77,440円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 12 mini | 69,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone SE(第2世代) | 22,001円〜 | 4G | eSIM/nanoSIM |
Rakuten Hand 5G | 39,800円 | 5G | eSIM x2 |
OPPO Reno5 A | 39,980円 | 5G | eSIM/nanoSIM x2 |
OPPO A55s 5G | 32,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
OPPO A73 | 15,001円 | 4G | eSIM/nanoSIM |
AQUOS zero6 | 69,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
AQOUS sense6 | 39,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
AQUOS wish | 29,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
AQUOS sense4 lite | 25,001円 | 4G | eSIM/nanoSIM |
Xperia 10 III Lite | 46,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
基本的には、楽天モバイルでスマートフォンの購入をお勧めします。理由としては:
- キャンペーンがあり安く端末購入が可能
- 楽天モバイルならeSIMもnanoSIMも選択可能
- 楽天モバイルは対応端末が限られる(mineoはほぼ何でもOK)
- 楽天モバイル販売の端末は全てSIMフリー機でmineo利用でも問題なし
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3-1. デュアルSIM用にスマートフォンを設定する

デュアルSIMと通常のシングルSIMとの設定の1番の違いは、どちらでデータ通信をするかを設定しておくことです。今回の場合mineoをサブ回線としデータ通信を行うことになるので、その様に設定をしましょう。
上記はiPhoneの設定画面になりますが、「設定」→「モバイル通信」へ移動すると上記の画面になるので、「モバイル通信」をマイネオで設定します。なお、表示のmineoは私個人が設定しています。自分で変更可能です。
詳細は、iPhoneのeSIMを使って楽天モバイルとデュアルSIMを参考に
3-2. iPhoneでのデュアルSIMはプロファイル設定に注意を

iPhoneを格安SIM(マイネオ等)で使う場合、プロファイル設定をダウンロードしインストールが必要です。一方で楽天モバイルは自動設定のため不要であり、むしろ他社のプロファイルは(通信ができないなどの)邪魔になります。
そのため、デュアルSIMで利用する際には、設定を間違うとデータ通信ができないことがあるので、手順に注意です。
1:モバイル通信でマイネオ(mineo)を選択

2:mineo公式サイトからプロファイルをダウンロード

3:「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」へ移動し、ダウンロードされたプロファイルを選択する。*ダウンロードだけでは、インストールしていません。

4:画面右上の「インストール」をタップしインストールプロセスを進める

以上です。最も重要なのは、モバイル通信で「マイネオ」を選択した上で、プロファイルをインストールしたかになります。「モバイル通信」で楽天モバイルを選択してmineoのプロファイルを入れないこと!
もし間違うと、いずれかまたは両方のデータ通信ができない事があります。(実際は片方しか使わない場合でも)両方のデータ通信できる・繋がる様になる設定が成功です。
対策として:
- マイネオ側だけ通信可能なら
→ 楽天モバイルのeSIM再発行をする - 楽天モバイル側だけ通信可能なら
→ mineoプロファイルを消去し、最初からやり直す - 両方(楽天モバイル・マイネオ)共に繋がらない場合
→ mineoを再設定し、楽天モバイルのeSIM再発行をする(とにかく、1つづつ解決へ)
参考:楽天モバイルFAQ「iPhoneでデュアルSIMを利用する際の注意事項を知りたい」
【参考資料】
- iPhone:「eSIM でデュアル SIM を活用する」
- Android:「Google Pixel スマートフォンでデュアル SIM を使用する方法」
まとめ:楽天モバイルとマイネオのデュアルSIM
楽天モバイルとmineo併用で、デュアルSIM回線を作り、低額定額で電話・SMS・データ通信を無制限に使える方法を紹介しました。
楽天モバイル単独で無制限使い放題は3,278円/月と十分に安いのですが、マイネオ併用で更に990円/月まで費用を下げる事ができ、人口カバー率は99.9%以上です!!
さらに、楽天モバイルは低速通信時でも料金へのカウントがあり、パートナー回線での利用は5GB以上になると2,178円/月で1Mbps制限とあまりオススメではありません。それらを解消するためにも楽天モバイル+パケット放題Plusは最高の組み合わせですよね。
おまけ:逆もあり?楽天モバイルをサブ回線で、マイネオ「ゆずるね。」特典を!
maineo(マイネオ)は根強い人気があるのは、料金以上のサポート・サービスがあるからです。繰越・フリータンク・パケットギフトなど、様々な方法でデータ量を節約したり多く使える仕組みがありますが、特に注目したいのが「ゆずるね。」です。
mineo(ミネオ)も格安SIMの1つであり、お昼のピーク時の混雑による通信速度の低下等を避けられず、格安SIMにしては速い方の域からは脱せていません。しかしそれを逆手にとった様なサービスである「ゆずるね。」特典はかなり魅力です。
maineo(マイネオ)の「ゆずるね。」特典
- 5回達成:100MB獲得!
- 10回達成:夜間フリー獲得!
- 15回達成:200MB獲得!
- 20回達成:プレミアム1DAYパス獲得
「ゆずるね。」とは、次の流れで昼間のピークを避けて使わない方法です。
- 毎日11時30分までに「ゆずるね。」を宣言
- 12時〜13時は「ゆずるね。」時間でスマホ利用停止 ← 代わりに、楽天モバイルを使う
- 13時から翌日の宣言が可能
- お昼(12時~13時)の通信量が少なければ達成!
ただ、これでは”お昼は使わない”だけで、正直少し厳しいと思います。そこで登場するのが、「楽天モバイル」です!
お昼の時間帯は楽天モバイルを利用すれば、いつでも気軽に「ゆずるね。」宣言できますよね。それで貯めた「夜間フリー」なども有効に使えば、まさにデータだらけの好循環!?となりそうです。
楽天モバイルは格安SIM(MVNO)ではなくキャリアです。お昼でもスピードも出るので、普段はmineo(マイネオ)、お昼は楽天モバイルです!!
楽天モバイルのデータ通信は必要な時だけ使えば良いのです!
なお、「マイそく」には「ゆずるね。」機能はありませんが、お昼の時間は32Kbpsと超低速になるので、楽天モバイル併用で、お昼休みでの利用もストレスフリーですね!