povo2.0と楽天モバイルUN-LIMIT VIどちらも、初期費用無料・月額0円からスタートできるので、サブ回線としてとても最適です。povo2.0と楽天モバイルUN-LIMIT VIを比較してどっちが良いかと検討もしましたが、どうせ0円ですから両方併用しての同時利用(デュアルSIM)で使うのもありです。
そこで、今回はどんな使い方がpovo2.0と楽天モバイルUN-LIMIT VI併用で最適なのか、シミレーションしたいと思います。
実は、楽天モバイルUN-LIMIT VIを無制限で使うなら、他のSIMって実際必要無いんですよね。。。使い方によっては、無料だから入っただけのSIM集めにすぎないのですがタダだし・・。
povo2.0と楽天モバイルUN-LIMIT VI併用デュアルSIMの使い方
まずは、povo2.0と楽天モバイルUN-LIMIT VIのプラン特徴をピックアップし比べます。
楽天モバイル UN-LIMIT VI | au povo2.0 | |
---|---|---|
プラン基本料金 | 〜1GB:0円 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 無制限:3,278円 | 0円 |
通信エリア | 楽天モバイルの4G/5G パートナー回線の4G | auの4G/5G |
データ追加オプション (トッピング) | パートナーエリア用 国内:1GB(31日)/550円 海外:1GB(31日)/500円 | 1GB(7日):390円 3GB(30日):990円 20GB(30日):2,700円 60GB(90日):6,490円 150GB(180日):12,980円 使い放題(24時間):330円 |
超過後スピード | 1Mbps(料金にカウント) | 128Kbps(無料) |
電話 | アプリ利用*国内かけ放題:無料 アプリ外:30秒22円 | 30秒22円 |
かけ放題オプション (トッピング) | 電話10分かけ放題/SMS:1,100円 | 5分かけ放題:550円 完全かけ放題:1,650円 |
SMS | 受信:無料 発信: アプリ利用*:66カ国し放題無料 アプリ外:従量課金 | 受信:無料 発信:従量課金 |
やはり目立つ特徴は、楽天モバイルは電話とSMSが使い放題無料な点、povoは24時間使い放題のトッピングではないでしょうか。
そして、プラン概要を見てデュアルSIMがお得になる(補完し合う)組み合わせは、次の4通りあると考えれます。それぞれが使い方で変わるので、詳しく説明します。
- 電話を楽天モバイル+データをpovoのデュアルSIM
- 普段は楽天モバイル+時々povo(無制限)のデュアルSIM
- 安いかけ放題電話をpovo+データは楽天モバイルのデュアルSIM
- 電話番号2つ・SIMが2つ欲しい人ののデュアルSIM
なお、4つ目の選択肢は、単純に端末が2つ以上あるからや電話番号が複数欲しいと理由が明確であり、節約にもならないので省きます。
それではオススメ3通りを紹介です。
1. 電話を楽天モバイル+データをpovo併用のデュアルSIM
楽天モバイル UN-LIMIT VI | povo2.0 | |
---|---|---|
電話・SMS | ○ | × |
データ通信 | × | ○ |
楽天モバイルの一番のポイントは、(アプリ利用で)国内電話がかけ放題無料です。またAndroid端末ならSMSも世界66ヶ国向けに使い放題無料となっています。そのため、メインの電話を楽天モバイルで利用し、データ通信をpovoを利用する組み合わせた使い方です。
楽天モバイル UN-LIMIT VI | povo2.0 月(30日)換算 | |
---|---|---|
1GB | 0円 | 390円(1GB7日) |
3GB | 1,078円 | 990円(3GB30日) |
20GB | 2,178円 | 2,164円(60GB90日) 2,700円(20GB30日) |
25GB | ー | 2,164円(150GB180日) |
無制限 | 3,278円 | ー |
この組み合わせには2つのメリットがあります。1つは、月に3GB〜25GB利用だと、上の表の計算の通り、楽天モバイル単独より、データ通信料はpovoを使うと(月換算すると)安くなり、さらに料金が固定(定額に)できる点です。

楽天モバイルは段階制プランを採用しているので、使った分だけ支払いです。予期せずに1GBや3GBを少し超えても、(例えば0.01GBオーバーでも)無慈悲に料金が上がります。しかしpovo2.0なら3GBのトッピングなら990円で、使い切って自分で再度購入しない限りは、それ以上の請求はありません。
定額制プランは他社で普通にあるのでpovoだからと珍しくは無いのですが、povoならデータ通信が不要な期間はトッピングをせずに無料にできます。要は、固定制で0円からはpovo2.0だけ、段階制で0円からは楽天モバイルだけなのです!!
ただし、この組み合わせは、データをすごく多く使う人には向きません。表の計算の通り1GB〜25GBの利用を考えている人向けです。1GB以下または25GB以上(無制限)は、楽天モバイル単体でデータ通信がお得です(下記の向かない人を参照に)。
2. 普段は楽天モバイル+時々povo併用のデュアルSIM
楽天モバイル UN-LIMIT VI | povo2.0 | |
---|---|---|
電話・SMS | ○ | × |
データ通信 | ○ | ○ |
続いては、一番目同様の組み合わせですが、楽天モバイルで普段は電話もデータ通信もする場合です。この使い方の場合、povo2.0のトッピングは「データ使い放題(24時間)」の1種類のみを、補完的に時々利用します。
普段は、あまりデータ通信しないけど(例:月1GBや3GBまで)、週末や旅行時にデータ通信を沢山使いたいと思う人に最適な考えです。ただし、注意したいのが、楽天モバイルは定額無制限使い放題(3,278円/月)があり、povo2.0のトッピングを使い過ぎるぐらいなら、楽天モバイル単体の方が安くなります。
そのため、次の計算式を参考にしてもらうと良いですね。
楽天モバイル のデータ利用量 | 楽天モバイル 月額料金 | povo2.0 24時間使い放題トッピング 利用可能回数と料金 | 月額合計 |
---|---|---|---|
1GB以下 | 0円 | 9回(2,970円) | 2,970円 |
3GB以下 | 1,078円 | 6回(1,980円) | 3,058円 |
20GB以下 | 2,178円 | 3回(990円) | 3,168円 |
これは、楽天モバイルの利用データ量と、povo2.0のトッピング24時間使い放題の合計が、楽天モバイル無制限使い放題より安くなる組み合わせをシミレーションした物です。例えば、月に楽天モバイルで3GB程度使い、(週末等に)6回24時間使い放題トッピングを利用しても、計3,058円/月となり楽天モバイル単体よりお安いです。
更にこの使い方は、楽天モバイルエリア外に住んでいる・主に利用してい人にとっては、理想的な組み合わせではないでしょうか?普段は楽天モバイルで3GBまで、週末はトッピングで使い放題・・・。
そして、当然ながらメイン(電話番号)は楽天モバイルなので国内電話はかけ放題無料になります!
ちなみに、24時間使い放題以外のトッピングを使いつつ、楽天モバイルでもデータ通信をするのは、(2台持ちでも無い限り)一番無駄な使い方です。どちらか一方にするか、24時間使い放題トッピングだけにしましょう。
3. 安いかけ放題電話をpovo+データは楽天モバイル併用のデュアルSIM
楽天モバイル UN-LIMIT VI | povo2.0 | |
---|---|---|
電話・SMS | × | ○ |
データ通信 | ○ | ○ |
楽天モバイルは、専用アプリRakuten Linkを使うと電話とSMSがかけ放題・し放題無料です。ただ、Rakuten Linkは、データ通信の品質や電波状況で音質に影響があり気に入らず、通常の電話(VoLTE)を使いたい人も多くいますよね。
楽天モバイルは、通常のOS標準の電話やSMS利用では、povo含む他のキャリア同様に従量課金制(通話:30秒22円)です。かけ放題オプションも提供はしてますが、料金が高めで10分かけ放題が1,100円/月となっています。
オプション(トッピング)名 | 料金 |
---|---|
楽天モバイル 10分かけ放題 | 1,100円/月 |
povo2.0 5分かけ放題 | 550円/月 |
povo2.0 通話かけ放題 | 1,650円/月 |
そこで良いのが、povo2.0の通話トッピング「5分かけ放題」や「通話かけ放題」を利用し、電話をpovo2.0で運用し、データ通信を段階制プランの楽天モバイルを利用する組み合わせです。更に時々povoで24時間使い放題も使ってと・・・。
かけ放題オプションは、ほとんどのキャリア・格安SIM等通信会社が提供していますが、povo2.0のみ「通話かけ放題」だけの利用が可能です。そのため0円運用可能な楽天モバイルとの組み合わせとしても、良い選択肢の1つです。
povo2.0でかけ放題トッピングは自動更新され解約の心配はありませんが、データ通信は手動で更新が必要です。詳しくは、povoを解約されないための運用についてで解説しています。
povo+楽天モバイル併用デュアルSIMが向かない人
最後に、povoと楽天モバイル併用のデュアルSIMや2台持ちが意味がない・お得でもない人は、どんな人なのか紹介です。

- 1GB以下とほとんど使わない
- 常時接続や無制限で使いたい人
- エリアを幅広くカバーを目的の人
- ドコモ・ソフトバンク大好き
先にも説明しましたが、毎月の利用が1GB以下の人、または数十や数百GBと多量にデータ使う人は、楽天モバイル単体がオススメです。デュアルSIMにするメリットを感じることが無いと思われます。特に使わない人は運用の手間が増えるだけで、安く多くのデータを使いたい人は選択肢は他にもあります。定額使い放題比較、格安SIM・1Mbpsでの無制限も参考に。
続いて、2社利用でエリアを広くカバーしたいと思っている人にも不向きの可能性もあります。楽天モバイルはエリアを拡大していますが、それでも4キャリア中一番狭い人口カバー率で、それを補うのもau回線(povoと同じ)になり、この組み合わせではエリア拡大はそこまで望めません。
ただし、昨今の通信障害等の突発的な問題への自己防衛としての1回線なら、このpovo・楽天の組み合わせ、またはその他キャリアと楽天モバイル(またはpovo)と2回線以上持つのも良いですよね。
最後に、ドコモ回線が大好きやソフトバンクしか入らない地域にいる人で、節約したいなら、LINEMOや格安SIMを検討するのが良いですね。LINEMOのメリット・デメリットまたはデュアルSIM最強の組み合わせを参考に
eSIMは楽天モバイルがオススメ
デュアルSIMを利用する場合、スマホ端末もデュアルSIMへ対応し、SIMが2つ挿せる必要があります。そして最近のスマホで増えているのが、eSIMとnanoSIMの組み合わせです。例えばiPhoneもXR/XS以降はeSIM/nanoSIMのデュアルSIMになっています。
そのため、iPhone等のデュアルSIM端末を利用する場合は、通信回線の申し込みで、どちらか一方はeSIMを必ず選ぶ必要があり、一番使い勝手の良いeSIMは楽天モバイルです。
楽天モバイルのeSIMはアプリ上で無料で簡単ですぐに

2021年10月現在、4キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)およびそのサブブランド(ahamo・povo・LINEMO・UQモバイル・ワイモバイル)全てがeSIMを発行しています。再発行は無料がほとんどで、eSIMからnanoSIM(逆も然り)への変更も可能です。
ただし、eSIMの変更の手軽さを考えると楽天モバイルです。アプリ「my 楽天モバイル」上で、数回タップするだけで再発行申請ができ、機種変更なら新しい端末で「my 楽天モバイル」を呼び出すか、QRコードを読み取るだけで直ぐに変更可能で、所要時間は長くて5分程度で完了と非常に便利です。
一方、(将来変更すると期待しますが)povoでは、手動?のような感じで、本人確認等もあり問い合わせを通して行うこともあり、非常に手続きも雑多で時間もかかり、数日必要な場合もあるようで注意しましょう。povoは、nanoSIMを申し込むと簡単です。
楽天モバイルならデュアルSIM端末も豊富
現在楽天モバイルで販売されている、デュアルSIMモデルを並べました。
端末名 | 一括価格 | 4G/5G | SIMタイプ |
---|---|---|---|
iPhone SE(第3世代) | 57,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 13 Pro Max | 134,800円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 13 Pro | 122,800円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 13 | 96,470円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 13 mini | 78,400円〜 | 5G | eSIM x2/nanoSIM |
iPhone 12 Pro Max | 122,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 12 Pro | 112,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 12 | 77,440円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone 12 mini | 69,800円〜 | 5G | eSIM/nanoSIM |
iPhone SE(第2世代) | 22,001円〜 | 4G | eSIM/nanoSIM |
Rakuten Hand 5G | 39,800円 | 5G | eSIM x2 |
OPPO Reno5 A | 39,980円 | 5G | eSIM/nanoSIM x2 |
OPPO A55s 5G | 32,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
OPPO A73 | 15,001円 | 4G | eSIM/nanoSIM |
AQUOS zero6 | 69,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
AQOUS sense6 | 39,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
AQUOS wish | 29,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
AQUOS sense4 lite | 25,001円 | 4G | eSIM/nanoSIM |
Xperia 10 III Lite | 46,800円 | 5G | eSIM/nanoSIM |
楽天モバイルでは、eSIMに力を入れていてデュアルSIM端末も豊富です。残念ながらRakutenオリジナルのスマホについてはeSIM専用のシングルSIMになっています。
楽天モバイルでは、MNP乗り換えなら、SIMだけでの申し込みでも、またはどの端末セットで購入でも20,000ポイント還元のキャンペーン対象となっています。povoはスマホ端末を販売していないので、これからデュアルSIMをpovoとやりたいなら、まず楽天モバイルでスマホ購入からしましょう。
詳細・申し込みは、公式サイトへ
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